太極図は、陰を表す黒い部分と陽を表す白い部分が、抱き合うようにして一つの円を形作っています。そして陰の部分には白い点があり、陽の部分には黒い点があります。陰の部分の白い点は「陰中の陽」どんなに陰が強くても必ず陽の部分があるという事を表します。現状がどんなに暗くても、明るい一点が必ずあるという事です。

また、陰は陽の始まりを意味し、陽は陰の始まりを意味します。どちらかに極まれば必ず転じていくものです。夜が終われば、また朝が来る自然の摂理と同じです。朝日はまさに自然界での陽の上昇エネルギーに満ちているので、取り入れる事によって陽転パワーを吸収できるでしょう。人間もまた、自然界に属している生き物なのです。